2025/2/9


花火大会(8月2日)に向け始動

 大崎地方の夏を彩る「おおさき花火大会」(8月2日)に向けた第1回実行委員会が7日、古川商工会議所で開かれた。物価高騰で想定を超える支出となった昨年の反省点を踏まえ、時勢に合わせた持続的な大会開催を目標に、実行委メンバーが意見を交わした。伝統ある古川の花火大会は一時途絶えていたが、大崎地方の青年企業者らでつくる「おおさき青年会議所」(おおさきJC)が2009年、おおさき花火大会として復活させた。以来、「おおさき古川まつり」の前夜祭という位置づけで、大崎市古川渕尻の江合川河川敷を会場に、約5000発を打ち上げている。

躍進する美術部作品展

 涌谷高美術部(部員16人)の作品展が涌谷町涌谷公民館で開かれている。30~40年前の同部〝黄金時代〟をほうふつさせる力作が集まり、完成までに悩み、苦しんでも妥協しなかった作品を通して「青春とは何か」を見る人に問いかけている。21日まで。同部は、終戦直後の1945(昭和20)年秋ごろに創部した学芸部を前身とし、80~90年代には県内トップレベルの実績を誇った。しかし、2000年代に入ると勢いに陰りが見られ始め、10年代には県高校美術展で奨励賞を1度受賞するにとどまったという。転機となったのが、7年前に赴任した藤原和矩顧問。部室の清掃を手始めに改革を推し進め、3年間を無難に過ごすことを考えていた部員たちの意識改革を図った。取り組みが実を結んで各種大会で入賞を重ねるようになり、ことしの県高校美術展(1月)では受賞数別で上位3校に入った。他の2校は美術科専攻だった。

うめぇがすと鍋まつり

 さまざまな鍋がずらりと並ぶ「第23回うめぇがすと鍋まつりin加美」(同実行委主催)が11日、加美町中新田地区中心部の花楽小路商店街で開かれる。地元有志や企業、加美郡内の高校など21団体が趣向を凝らした鍋を提供。1杯300~500円と手頃な価格で身も心も温まる鍋を楽しめる。鍋提供は午前10時半、全店一斉にスタート。肉や地元野菜をはじめ、キムチ、カレー、もつ、トマト、カキとセリなどを使った22種類の鍋が並ぶ。まつりは午後1時半までだが、鍋はそれぞれなくなり次第終了。会場周辺は午前9時半から午後2時まで交通規制となる。駐車場は、イオンスーパーセンター加美店と加美町役場西側臨時駐車場の2カ所。また、イオンスーパーセンター加美店、JR西古川駅と会場を結ぶ無料シャトルバスを運行する。

 

農業の将来像明確化

 美里町は6日、将来の地域農業の在り方や10年後の耕作者をまとめた「地域計画」についての説明会を開き、南小牛田地区の案を住民に示した。12、13の両日には不動堂と南郷地区を対象に説明する予定。年度内に全6地区の案を策定し、来年度から実行に移す。地域計画は、農地を次世代に引き継ぐため耕作担い手と地域農業の維持、発展について地元農業者らが話し合い、将来像を明確化させるのが狙い。農業経営基盤強化促進法改正を受けて「人・農地プラン」が法定化され、昨年度から本年度にかけて市町村別に策定する。美里町は策定地域を6地区に分け、このうち青生、中埣、北浦の3地区は昨年度に策定した。残る3地区の計画策定に向け、昨年10月から3度にわたりワークショップとプレゼンテーションを開催。農業者らが農地集積、集約に向けた課題を話し合ったほか、10年後の耕作者を示す「目標地図」を作成した。

 

当選者96人決める

 古川商工会議所専門サービス業部会が主催する「2025新春運だめしグルメキャンペーン」の抽選会が7日、同会議所で行われ、村田秀彦会頭らが特賞から3等まで96人の当選者を決めた。キャンペーンは1月1から31日まで古川地域の飲食店53店舗で行い、キャンペーン参加店の利用者がQRコードまたは専用はがきを使って応募した。その結果、2073通の応募があった。抽選を行ったのは村田会頭や早坂部会長ら5人。応募はがきが入った抽選箱(QRコードからの応募者は事務局がはがきに受付番号を記入)から村田会頭が特賞当選者1人を抽選した後、1等、2等(各当選者5人)は5人が1枚ずつ、3等(当選者85人)は17枚ずつそれぞれ引いた。賞品は特賞が仙台牛など詰め合わせ(1万5000円相当)、1等は参加店で利用できる共通金券1万円分、2等は同5000円分、3等は同2000円分。