県と7市町 原子力防災訓練

東北電力女川原子力発電所で事故が起きた場合を想定した「原子力防災訓練」が8日、同原発から半径30㌔圏の緊急時防護措置準備区域(UPZ)内の7市町を中心に行われた。県と7市町が主催。同原発2号機が昨年12月に本格的に再稼働してから初めての実施となり、参加者たちは緊張感を持って避難手順や連携の仕方を確かめた。
優雅、江戸の「享保びな」

桃の節句を前に、岩出山伊達家家臣の中嶋家が所蔵する貴重なひな人形の企画展が、大崎市岩出山の史跡・名勝、旧有備館および庭園で開かれている。優雅な装飾や衣装で来館者の注目を集めている。3月30日まで。展示されているのは、約300年前の「享保びな」。能面のような白い面長の顔に切れ長の目、少し開いた口が特徴で、江戸中期以降に広まった。冠や扇など衣装、道具の一部が失われているが、男びな、女びな、五人ばやしのうち3体、右大臣、左大臣の計7体がほぼ無傷で現存している。衣装も鮮やかな色合いのままで、刺しゅうで緻密に表現された模様も破損していない。
「甲子園目指し頑張る」
中学生硬式野球チーム「宮城仙北ボーイズ」第13期の「卒団式・3年生を送る会」が8日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれ、3年生が卒団証書を受け取り、進学先での活躍を誓った。チームを去る第13期生は25人。同期は第13回日本少年野球連盟東北支部1年生大会で、二つに分け出場したチームが優勝、準優勝を果たしたほか、昨年の第55回日本少年野球選手権大会で初優勝、全国の頂点に立つ活躍を見せた。卒団生を代表して橋一球第13期主将(岩手県一関市立磐井中3年)は「皆さんの支えでここまでこられた」と感謝の言葉を述べ、「内容のいい試合をすることが大切」と後輩選手を激励。また、一人一人が進学予定先を述べ、「1年生からレギュラーを取れるよう頑張る」「甲子園に出場する」などと決意を語った。
NIPT認証施設に
わんや産婦人科(大崎市古川駅南)は昨年10月、NIPT(母体血による新型出生前遺伝学的検査)を実施する施設として、日本医学会などから県北で初めて認証を受けた。妊娠、出産の不安を取り除くため、希望者に手厚いカウンセリングとともに検査を行っている。NIPTは、母親の血液から胎児が染色体疾患のある可能性を調べる検査。対象となる疾患は、21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーの三つ。日本医学会と日本産科婦人科学会、出生前検査認証制度等運営委員会は、専門家による検査前後の遺伝カウンセリングなど、厳格な基準を満たす施設をNIPT認証施設として認めている。県内に8カ所あるが、県北ではことし2月現在、わんや産婦人科のみ。
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