2025/2/18


深みある「コゴタブルー」

 県立支援学校小牛田高等学園の生徒が藍の栽培から手掛けた藍染め作品を紹介する「コゴタブルー展」が、美里町近代文学館で開かれている。5年目を迎えた取り組みで、深みのある鮮やかな作品群が、訪れた人たちを魅了している。22日まで。自己表現力を高める美術科授業の一環で、全校生徒63人が昨春、前年の約1・5倍となる約1000株の藍2種を校内の農園で栽培。4度にわたり収穫した葉を水に漬け込んで色素を取り出し、石灰を加えてかき混ぜるなどして染料を作った。展示会では、布に置いた藍の葉をハンマーでたたいて染めた「たたき染め」や、布を三角や四角に折り畳んで輪ゴムや割り箸で止め、染料にもみ込んで幾何学模様を浮かび上がらせる「型染め」など学年別にさまざまな手法で染めた作品約120点を並べた。

〝本物〟の雰囲気味わって

 「第7回THEのど自慢大会」が11日、大崎市古川穂波の大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。出場者たちは気持ちのこもった歌声を響かせ、満員の聴衆約350人とともにステージを楽しんだ。大崎市古川の穂波の郷クリニック関係者や地域住民有志でつくるHHK(ほなみほっとクラブ)実行委員会が2016年に始めたイベント。「NHKのど自慢」への出場を夢見る人たちに気分だけでも味わってもらうのが狙いで、司会進行や合否の鐘も同番組さながらの演出。コロナ禍による開催自粛を経て6年ぶりに再開した今大会には、10代から80代までの21組が出場。往年のヒット曲から最新Jポップまで、さまざまな名曲を披露。観客も入場時に渡された手作りの〝ペンライト〟を振ったり手拍子をしたりして出場者を応援し、雰囲気を盛り上げた。

鳴子温泉 3小学校で閉校式

 大崎市で2番目となる義務教育学校「鳴子小中学校」が4月に開校するのに伴い、統合する鳴子、川渡、鬼首各小学校と鳴子中は3月31日で閉校となる。それを前に15、16の両日、3小学校で相次ぎ閉校式が行われ、校長と代表児童が市教育委員会に校旗を返納した。22日には鳴子中で閉校式が実施される。

 

確定申告受け付け開始

 2024年分確定申告の受け付けが17日始まった。インボイス発行事業者は売上にかかわらず消費税の確定申告が必要となる。古川税務署は、スマートフォンを使って自宅などで手軽に申告できる国税電子申告・納税システム「e−Tax」(イータックス)の活用を呼び掛けている。古川税務署は、署内に開設した申告書作成会場に「スマホコーナー」を28ブース設け、臨時職員約30人が丁寧に助言している。スマホでの手続きが難しい人向けにパソコンコーナーもある。開設期間は3月17日まで。

 

職場の騒音障害防止へ

 職場における騒音を防ぐためのガイドライン改訂で「騒音障害防止管理者」を選任することが義務づけられたのを踏まえ、宮城労働基準協会古川支部は13日、管理者向け講習会を古川商工会議所で開いた。東北地方では初めての開催で、県北部と仙台市の製造業、建設業を中心に定員を上回る50社83人が専門家の話を聞いた。