2025/3/1


スーツ作り一筋62年

 「初回お試し価格1万9800円(税別)」をうたう「オーダースーツSADA」(本社・東京都)。創業100年余りの老舗で、製造拠点を国内外に計2カ所持ち、うち1カ所が大崎市三本木南谷地の宮城工場だ。従業員110人のうち最高齢が、この道62年の吉田三郎さん(82)。200余りに及ぶ全工程を把握している唯一の職人で、多くの著名人のスーツも手掛けている。

小中学生376人表彰

 大崎市教育委員会は27日、本年度の表彰式を市民会館で開き、スポーツと芸術文化のさまざまな分野で活躍した市内小中学校、義務教育学校に通う376人の功績をたたえた。市教委表彰規則(県大会優勝、東北大会3位以内、全国大会入賞以上相当)に基づく恒例の取り組み。ユニホームや制服姿の児童生徒に対し、熊野充利教育長、教育委員らが賞状を手渡していった。式辞で、熊野教育長は「人生が夢をつくるんじゃない。夢が人生をつくるんだ」という米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の名言を紹介。「本日の受賞を大きな希望に変えて、大きな自信を持って進んでいくことを心より期待する」と述べた。

青春伝える300首収録

 全校挙げて短歌を学んでいる岩出山高(生徒数114人)の歌集「岩高短歌~ワタシタチノウタ~巻十八」が、このほど完成した。約300首を収録し、高校生の青春を伝える一冊となっている。同校は、生徒の感性や表現力を育てようと、2007年度から短歌学習をカリキュラムに導入。4月から11月まで毎月1回、国語の授業で「お題」に沿って作歌している。お題は「体育祭」「LINE(メッセンジャーアプリ)」といった高校生がイメージしやすいものから、「政宗公まつり」など岩出山地域ならではのものまでさまざま。生徒たちは31音の中に、若さあふれる思いや何気ない日常を紡いでいる。

 

男女46人参加し熱戦

 大崎市田尻の加護坊パークゴルフ(PG)場で26日、オープンコンペ「如月カップ」が開かれ、男子は美里町の鈴木和義さん、女子は登米市の千葉実千代さんがそれぞれ優勝した。同PG場を運営する「たじり穂波公社」が主催するパスポート会員の大会。男子35人、女子11人が参加した。競技は「うぐいす」「うめ」両コースの36ホールで実施。受付開始から雨が降り、クラブハウスで待機した後、競技をスタートした。参加者たちは、雨の影響でいつもとは違うコースコンディションに苦戦しながらも、クラブを振って熱戦を繰り広げていた。

 

インフルもコロナも減

 県は27日、ことし第8週(17~23日)の感染症発生動向調査週報を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、インフルエンザで合わせて68人の感染が報告された。前の週から2人増えたがほぼ横ばいで、県全体も減少傾向が続いている。