2025/3/7


障害の有無越え交流

 障害の有無や世代を超えてさまざまな人たちが交流し、地域福祉について考えてもらうのを狙いとした「福祉のつどい」が1日、大崎市三本木総合支所と保健福祉センターで開かれた。障害のほか健康や防災に対する啓発を図るさまざまな展示、体験コーナーが並び、訪れた430人余りが楽しみながら理解を深めた。市社会福祉協議会が、三本木地域を中心に約50団体の協力で開催した。大崎タイムスなど後援。12回目の今回は、障害者福祉施設による作品の展示、販売のほか、点字や障害者スポーツ、手話ソングの体験など28ブースを設けた。同社協が設けたのは防災体験コーナー。プライバシーを確保する避難所専用テントや、段ボール箱や新聞紙、チラシで作る簡易トイレ、スリッパ、スプーンと作り方の説明書を並べた。訪れた人たちは、身近なもので作ることができる防災グッズを興味深く眺めていた。

小中学生100人 静かな熱戦

 高橋珠算学院主催の「そろばんグランプリ県北大会」が2日、大崎市田尻蕪栗の同学院で開かれた。県北地域の小中学生約100人が出場し、腕前を競った。同大会は、珠算教育の振興や技能の向上などを目的に、1960(昭和35)年の学院開設間もないころから毎年行っていて、今回で61回目。6月の県大会予選を兼ねており、県北地域にある同学院14教室の選抜メンバーが参加している。競技は乗算や除算、見取り算、フラッシュ暗算など6種目。各教室色の鉢巻きを身に着けた児童生徒たちは、そろばんをはじく音だけが響く静かな熱戦を繰り広げていた。

環境配慮書の縦覧開始

 電源開発(東京都)が大崎市鳴子温泉で計画中の仮称「高日向山地域地熱発電計画」について6日、計画段階環境配慮書の縦覧が市内3カ所と県庁で始まった。縦覧、意見書提出とも4月7日まで。環境影響評価法に基づく縦覧。環境保全の見地から事業者側へ意見書を提出できる。同社の鬼首地熱発電所隣接地で新たに1万5000㌔㍗級の地熱発電事業を行う計画で、2032年度以降の運転開始を目指す。配慮書は5日付で経済産業大臣、県知事、市長宛てに送付されている。

 

ホワイトデー前に活気

 14日のホワイトデーを前に、大崎地方の菓子店やスーパーの特設売り場は、バレンタインデーのお返しなどを買い求める男性客などでにぎわっている。大崎市岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」内にある「ロイズコンフェクト」常設店は、2月下旬から「ホワイトデーフェア」を実施。人気のチョコレートやウエハース、ラスクを詰め合わせたセットを並べている。平日で雨が降るあいにくの天気だった5日も売り場は活気づいていて、商品を手に取りながら悩む男性らの姿が見られた。中には「孫へ」と大きめのギフトボックスを選ぶ夫婦や、「友達と一緒に楽しむ」と限定品を買い込む女性客もいた。